「テークオフ」待機

"takeoff"は離陸時にしか使わないんじゃなかったっけ。

千歳での無断滑走事故。

"expect immediate takeoff"の"expect"を聞き逃して"immediate takeoff"つまり、「すぐに離陸せよ」に聞こえたというのが原因という*1

そもそも私がこんな記事を書いたのは1977年3月に起こった「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故*2」以降、"takeoff"は本当に"takeoff"する時にしか使わないように国際ルールで定まったはずだからである。日本でも飛行機が飛んでいるはずなのだが、どうして今回"takeoff"を「離陸待て」で使ったのだろう?
端的に言うと、国交省の「管制方式基準」にはこれが書いてなかったという。"takeoff"は自由に使えるそうである。
つまり、日本では「テネリフェの悲劇」が起こる可能性があったことになる。

やっぱり、国際標準にはこういうところは合わせないといけないのではないだろうか。
事故したら、どうしようもないからね。

*1:しかし、本来「すぐに離陸せよ」と言う意味を表すなら"Take off immediately"と、immediate"ly"となるはずである。パイロットには英語力がなかったのだろうか?それとも、記者の書き間違いかはよくわからない。

*2:ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E6%A9%9F%E8%A1%9D%E7%AA%81%E4%BA%8B%E6%95%85