あなたたちは…。

さぁ、質問行くぞ!
そう思い、講師室を訪れたriofede君はどっきりしてしまう。
「自分で判断しないとダメなんだよ!」
川戸師の怒号が聞こえてきた。もしかして自分も言われるかもとびくびくしていた。

何とか無事に自分の番になり、淡々と質問していたところ…。

「おい、塚潤ちゃん、明日いつ家出るんや」
塚田師にいきなりこう話し掛けたわけである。
塚田師は
「明日ぁ?明日はわからねぇよ」
という。
川戸師は、
「じゃあ出る時間になったらわしにメールしてくれや。〇か×か」
と言う。どうやら呑みに行くようだ。

塚田師は
「ああ、でも明日は×の可能性が高いよ」
という。
ここから川戸師がからかいをこめながらたたき込みはじめる。
「ああ、検査結果待ちか」
「いや、そうじゃねぇよ」
「じゃああれか、母ちゃん次第か」
「そうだよ。クリスマスやからな。まだ小さい子もいるんだよ」

なるほど、彼は家族サービスに忙しいおっさんらしい。
川戸師と一緒になってからかいに参加(半分傍観)してた私と川戸師は
「こりゃどうもまいりました」
と手を机に立てて頭をさげた。

「私ゃ、この塚田先生とよう呑みに行くんだよ」
と語る川戸師に一言、
「川戸先生は、母ちゃん恐くないんですか?」。
彼は笑ってこう返してきた。
「そりゃ、わしより11も下やさかいに…」


見事な亭主関白でしたとさ。